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DORIS


Column2001

劇場版ウルトラマンコスモス
ファーストコンタクト

 劇場版ウルトラマンコスモス「ファーストコンタクト」を見に行ってきました。この劇場版の話は現在放送中のテレビシリーズの第0話にあたる話で、主人公のムサシの子供時代、はじめてウルトラマンコスモスと出会った頃の話。これを見てやっと第1話での回想シーンとつながりました。
 私が本来子供向けであるこの劇場版を見ようと思ったのは、敵があのバルタン星人だったからです。特に初代ウルトラマンに登場のバルタン星人はもっとも好きな宇宙人の一つですね。CGやSFXを駆使した大スクリーンの戦闘シーンは感動ものでした。ストーリーは初代ウルトラマンの話を彷彿とさせる、バルタンの一族(チャイルドバルタン達がかわいい)を引き連れた移住のための侵略戦争。しかし、かつての話と違っていたのはバルタン側の心情も描かれていた事です。せめて子供達だけでも美しい星に住まわせてやりたいという願いが破れた親バルタンが、涙を流しながら自爆するシーンでは、思わず同情の涙を流してしまいました。まさかウルトラマンで泣けるとは・・・。地球を汚し続ける人類も、いつかバルタンのように他の星へ移住する日が来るのかと思うと他人事ではありません。バルタン星人は未来の人類の姿かもしれないのです。
 ウルトラマンコスモスは宇宙人や怪獣を倒してお終いという話ではありません。お互いを理解し、共存していこうという姿勢が描かれているのです。そういう意味ではウルトラマンガイアで最後に行き着いた真理も引き継いでいるでしょう。今の時代はヒーローにも癒しが求められているのでしょうか?今後も続くテレビシリーズにも期待しています。

2001年7月31日


飛び出す絵本のようなパンフレット(笑)


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