Column2001
劇場版 仮面ライダーアギト
PROJECT G4

映画のパンフレット(2作品で一冊)
今回は既に前売り券を購入していた仮面ライダーアギトの映画を観に行って来た。今年のライダーであるアギトは、前作のクウガよりもさらに子供離れしたストーリーが既にTVで進行中であり、公開を楽しみにしていたのだ。内容は先日放送されたTVスペシャルの直後の話であり、複線としても触れられていた、G3-Xを超える戦闘力を持つという、封印されたG4にまつわるストーリーだった。悩んだ末に生きるために戦うという結論に達したG3-Xの氷川誠と、死を背負った強さを求めるG4の水城史朗の戦いへの姿勢が対照的だった。それにしても、蟻のように群れで襲ってくるアンノウンは怖くて気持ち悪い。それに対し、アギトのバーニングフォームからシャイニングフォームへの変化は、サナギマンからイナズマンへの変化のようであり、かっこよかった。もちろんメカニカルなG3-XとG4も、そして現在TV未登場であるエクシードギルスの生物的な強化も魅力的だった。総括すると、この劇場版はTV版の今後の展開に期待をもたせる良い作品に仕上がっていると言えるだろう。
さて、同時上映の百獣戦隊ガオレンジャー「火の山、吼える」だが、スクリーンの前の子供達に呼びかけるなど、ややヒーローショー的な子供っぽいのりがあったが、シリアスなアギトとのバランスでみればちょうどよいだろう。注目すべきは、TVではあまり登場しないガオゴッドと、映画のみの登場となるガオナイトの勇姿だろう。これだけでも観る価値がある。
個人的には仮面ライダークウガもぜひ映画化してほしいものである。

前売り券の特典フィギュア三体セット(奥)と指人形(手前)
奥左からG3,アギト,ギルス,手前はアギト・シャイニングフォーム
2001年10月6日
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