【インストール編】
わずかなボーナスが残っているうちに、さっそくショップにてSoftWindows98を購入した。パッケージには5.0.5搭載のシールが貼ってあったので、面倒なアップデートは不要と思ったのだが…。購入したその日のうちにインストールを開始する。 私のMacのハードディスク構成はちょっと前まで、 純正内蔵1.0GB(予備)+増設内蔵4.3GB(起動用OS8.5.1+アプリケーション)+外付2.0GB(データ保存用) というものだったのだが、最近予備ディスクにOS8.6をインストールし、旧システムから機能拡張ファイル、コントロールパネル、初期設定などを移設したため、 純正内蔵1.0GB(起動用OS8.6)+増設内蔵4.3GB(旧起動用OS8.5.1+アプリケーション)+外付2.0GB(データ保存用) となっている。旧起動用OSは新システムでの動作確認が完了したら、削除するか最小の起動システムにするつもりだ。 SoftWindows98はアプリケーション用である4.3GBの方にインストールする事にする。ところが、途中でインストールできないとの表示が出て終了するしかなくなってしまう。この内蔵4.3GBが接続しているUltraSCSIカードは増設当時からいろいろトラブルを起こしてきた。カードのBIOSかドライバの相性のような気がするのだが、解決方法は見つかっていない。BIOSやドライバを最新のものにアップデートしても、Macのパラメータをクリアしても完全には解決しなかった。内蔵4.3GBを低速な純正内部SCSIコネクタに接続する以外に方法はないのだろうか? 今回はしかたなく、純正内蔵1.0GBの方にインストールする。今度はうまくいった。とりあえず、Windowsのハードディスク容量は最小値に設定する。ここでフッと気づく。Ver,5.0.5は最高2GBまで対応しているはずだが、インストーラでは500MBが最高値になっている。不思議に思いつつもインストールを続ける。インストール後、起動させてみると問題なく起動できた。しかしバージョンを確認するとVer,5.0.5ではなく、Ver,5.0.4だった。5.0.4では2GBのハードディスクには対応していない。パッケージに貼ってあった5.0.5搭載のシールは何だったのだろう?このままでは困るのでホームページから5.0.5へのアップデータを入手。アップデートは完了し、起動も確認できた。
![]() 付属のユーティリティを使えば最小値に設定したWindowsのハードディスクを最高2GBまで拡張できるが、純正内蔵1.0GB内では無理がある。そこでインストール済みのSoftWindows98をフォルダごと4.3GB側へコピーし、コピー側でも問題なく起動するのを確認した。その後、ユーティリティでWindowsのハードディスクを1.6GBまで拡張する。 設定がコピー前のハードディスクイメージの場所のままだったので、コピー後の場所を指定し、メモリーの割り当て(Windows内で64MB以上の認識が実用値)や表示色(Mac側の表示色と同一値)などの設定を調整する。 インターネットへは標準搭載のIE4.0を起動しただけで、イーサーネット接続のルーターから簡単にアクセスできた。なかなか便利な機能である。しかし、スタートメニューから項目を選ぼうとすると、時々自分の感覚とワンテンポ遅れて項目が選択される。エクスプローラによる表示も同様だ。反応速度とグラフィックの表示速度は会社で使っているPentium90MHz機の方がずっと快適だ。(マウスもワンボタンではWindowsが使いづらいが、ADBのツーボタンマウスは地方のショップでは売っていない。)はたして本来の目的であるWindows版ゲームは実用スピードで楽しめるだろうか? 次回はいよいよ、実際にWindows版ゲームをインストールして試す事になる。私の所有するパソコンゲームは止め絵のグラフィックが多用されるアドベンチャー(紙芝居)タイプのゲームがほとんどだ。はたして成果は? (1999/07/28) |