【実用編1/かえるにょ・ぱにょ〜ん】>/font>
まずはアリスソフトの横スクロール型ゲーム『かえるにょ・ぱにょ〜ん』をインストールしてみる。このゲームは冒頭にパソコンの速度を示す値が表示されるので比較にはちょうど良い。 インストーラは本物のWindowsと同様に正常に動作した。インストールが終わり、さっそく起動してみようと思ったが、その前に表示色の最適化を行う。Mac側の表示色を256色にし、SoftWindows98の表示色も同じ256色に合わせた。これでSoftWindows98はかなりスピードアップするはず。 起動はインストーラを兼ねる起動メニューから行った。このゲームはプロローグが非常に長い。プロローグは省略可能だが、今回はテストなのでこのままじっと待つ。プロローグの大半の部分の動作はほぼ良好だったが、アニメーション部分になるとBGMとのズレが発生した。BGMにアニメーションのスピードが追いついていかないのだ。今後のテストに不安の残る現象だ。 プロローグが終わるとゲーム動作速度の評価と選択メニューが表示される。以下の画像はSoftWindows98(G3/233MHz機)と本物のWindows95(Pentium150MHz機)のそれぞれで表示された値である。
値を比較すると、SoftWindows98側はとてもこのゲームを楽しめるような速度ではない。しかし、それでもどの程度遅く感じられるか、先に進めてみる事にする。 ゲームの内容は、キャラを選択し移動場所を指示、有効範囲に敵がいれば攻撃するというものだ。マウスクリックの反応が多少もたついたが、この程度であればG3/300MHz以上の機種でツーボタンマウスを使えばなんとかなるのではないかと思う。ただし、私のG3/233MHz機では最後までプレイするには忍耐が必要だろう。 問題はこの後。敵モンスターを攻撃する時にはアニメーションウィンドウが表示されるのだが、効果音がアニメーションの動作とずれてしまう。攻撃アニメーションがこのゲームの売りの一つだけに、これはマイナスだ。現在最速のG3/450MHz機でもこの問題を解決できるかは疑わしい。忍耐の無い私は1面目をクリアしないままゲームを中断した。 今回のテストの結果として、アニメーションを多用するゲームのプレイは無理か、かなりの忍耐が必要である事がわかった。『かえるにょ・ぱにょ〜ん』と同じゲームシステムを採用している『ママトト』でもたぶん同じ結論になるだろう。ただ、アニメーションを使用しないノベライズ形式のゲームにはまだ希望が残っている。 次回はこのノベライズ形式のゲームをテストしてみたいと思う。 (1999/08/07) |